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2023/12/29 (金)
16:30〜18:00
Efficiency and welfare in a spatial economy (with Eric Donald and Masao Fukui)
宮内悠平(Boston University)
京都大学経済研究所本館1階 106 会議室
2023/12/29 (金)
09:30〜18:00
【要・事前参加申込み】Workshop on quantitative methods for multiple-equilibrium agglomeration models
宮内悠平 (Boston U), 森知也 (京都大), 木暮洋介 (八千代エンジニヤリング), 藤嶋翔太 (一橋大)
京都大学経済研究所本館1階106会議室
このワークショップは、森知也・高山雄貴(東京工業大学)を中心に構築してきた経済集積理論に基づく定量地域経済分析の枠組についての勉強会です。前々回8月25日の勉強会を含む3日間に渡るGilles Duranton氏 (ペンシルバニア大ウォートン校)と議論、前回10/28を含む3日間に渡るKristian Behrens氏 (ケベック大学モントリオール校)との議論を経て洗練した我々のアプローチについて、また、最近の定量空間経済学の動向について、宮内悠平氏(ボストン大)を迎えて1日かけて議論します。また、宮内氏には、彼の最近の研究についてご報告いただきます (通常研究会として)。

 

09:30 – 13:00

森知也 (京都大学経済研究所)

A quantitative framework for endogenous agglomeration models: An overview

内生的集積メカニズムと観察可能な外生的なバリエーションを用いて、実経済で観察される地域間の内生的バリエーションを説明する我々のアプローチの特徴を、既存の定量空間経済学のアプローチと対比しつつ概観する。

 

A theoretical foundation for endogenous multimodal agglomeration (with T. Akamatsu, M. Osawa & Y. Takayama)

多地域立地空間上で多極集積形成を説明する一般理論を導入する。この一般理論が示唆する輸送費用に関する比較静学について事実との整合性を示すとともに、内生的集積を抑制することによって計算可能性を確保する「定量空間経済学」の問題にも触れる。

 

Many-industry & many-region endogenous agglomeration models: Facts, theories, and the strategy for structural analyses (with T. Akamatsu, Y. Takayama & M. Osawa)

実経済の都市集積パターンに現れる秩序を示し、それを、多様な規模の経済を含む多極集積形成理論モデルにおいて生ずる(複数)均衡の共通の性質として再現する。さらに、多数の均衡を含む経済集積モデルを構造モデル分析に用いる場合でも、秩序の再現を介することにより、モデルの内生メカニズムと観察可能な外生的バリエーションのみから、従来の定量空間経済学では実現し得なかったモデルフィットを実現する可能性について説明する。

 

13:00 – 14:00

昼食

14:00 – 15:00

木暮洋介 (八千代エンジニヤリング)

A new approach to structural model analyses using endogenous agglomeration models (with T. Mori, T. Sugimoto & Y. Takayama)

観察可能な規模の経済のバリエーションとモデルの内生メカニズムのみを用いて、実経済における都市の規模・空間分布の再現を試み、従来の定量空間経済モデルでは実現できなかったモデルフィットを実現する方法について紹介する。特に、実経済において観察される都市の人口規模・空間分布の法則性の存在を利用して、均衡選択の問題を回避する方法を提案する。

 

15:15 – 16:15

最近の定量空間経済学の動向および今後の展望 (司会:藤嶋翔太, 一橋大学)

国レベル、都市内レベルの定量空間経済学モデルについての最近の動向・課題・今後の展望について議論する。

16:30 – 18:00

宮内悠平 (ボストン大学)

Efficiency and Welfare in a Spatial Economy (with Eric Donald and Masao Fukui)

 

2023/12/28 (木)
17:00〜18:30
TBA
大木 良子 (法政大学)
本館1階会議室またはオンライン開催
2023/12/21 (木)
17:00〜18:30
TBA
Takeharu Sogo (SKEMA Business School)
本館1階会議室またはオンライン開催
2023/11/22 (水)
16:30〜18:00
TBA
Marc Henry (The Pennsylvania State University)
第一共同研究室(4F北側)
2023/11/17 (金)
16:30〜18:00
Climate change and labor market dropouts
吉田雅裕(早稲田大学)
京都大学経済研究所本館1階 106 会議室

【論文】 【スライド】

要旨:Labor force participation of prime-aged males in the U.S. has secularly declined for a half century since 1970s, threatening the formation of partnership and fertility. I test a hypothesis that long-run climate change nudged their labor market exits, a significant fraction of whom are working outdoors under heightened exposure to hot days. Combining granular daily temperature data and labor force participation across U.S. Commuting Zones during 1970-2019, I find that accumulated exposure to hot day with mean temperature 80F accounts for 20-30% of increased non-participation of prime-aged males. Climate change significantly accounts for market exits of black males, historically agglomerated in the Southeast, where warming was severest.

2023/11/09 (木)
17:00〜18:30
Martin Peitz (University of Mannheim)
本館1階会議室またはオンライン開催
2023/11/02 (木)
17:00〜18:30
TBA
Szilvia Pápai (Concordia University)
本館1階会議室またはオンライン開催
2023/10/28 (土)
16:30〜18:00
A granular spatial model (with G.M. Ahlfeldt and T.N.H. Albers)
Kristian Behrens (Université du Québec à Montréal)
京都大学経済研究所本館1階 106 会議室
2023/10/28 (土)
09:30〜18:00
【要・事前参加申込み】Workshop on quantitative methods for multiple-equilibrium agglomeration models
Kristian Behrens (UQAM), Yosuke Kogure (Yachiyo Engineering), Tomoya Mori (Kyoto U), Minoru Osawa (Kyoto U)
京都大学経済研究所本館1階106会議室
 
このワークショップは、森知也・高山雄貴(東京工業大学)を中心に構築してきた経済集積理論に基づく定量地域経済分析の枠組についての勉強会です。前回8月25日の勉強会を含む3日間に渡るGilles Duranton氏と議論を経て、我々のアプローチの提示および成果表現の方法ついて具体的な改善案がまとまりました。今回はそれらを反映して再構成した論文を元に、Kristian Behrens氏(ケベック大学モントリオール校)を迎えて同様の勉強会を開きます。ただし、今回は、我々と補完的な離散主体・空間経済モデルを用いた構造モデル分析に取り組むBehrens氏らの最近の研究についても学びます。報告者の他に、一橋大学から藤嶋翔太・中島賢太郎氏、日本大学から村田安寧氏にも参加いただきます。
 以下、Behrens氏の報告以外は、8月25日の勉強会と同じ論題・概要ですが、Duranton氏との議論を反映した改訂版の内容になります。特に、前回参加された学生の皆さんには、論文の内容自体よりも、Duranton氏との議論の前後で、我々の論文における成果表現がどのように変化したか、我々の論文に何が足りなくて、彼が何を足そうとしたのか、そこに注目して多くを学んでいただきたいと思います。

 

09:30 – 10:00

Tomoya Mori (Kyoto University)

A quantitative framework for endogenous agglomeration models: An overview

内生的集積メカニズムと観察可能な外生的なバリエーションを用いて、実経済で観察される地域間の内生的バリエーションを説明する我々のアプローチの特徴を、既存の定量空間経済学のアプローチと対比しつつ概観する。

 

10:10 – 12:10

Minoru Osawa (Kyoto University)

A theoretical foundation for endogenous multimodal agglomeration

多地域立地空間上で多極集積形成を説明する一般理論を導入する。この一般理論が示唆する輸送費用に関する比較静学について事実との整合性を示すとともに、内生的集積を抑制することによって計算可能性を確保する「定量空間経済学」の問題にも触れる。

 

12:10 – 13:30

Working lunch

13:30 – 14:45

Tomoya Mori (Kyoto University) 

Many-industry & many-region endogenous agglomeration models: Facts, theories, and the strategy for structural analyses

実経済の都市集積パターンに現れる秩序を示し、それを、多様な規模の経済を含む多極集積形成理論モデルにおいて生ずる(複数)均衡の共通の性質として再現する。さらに、多数の均衡を含む経済集積モデルを構造モデル分析に用いる場合でも、秩序の再現を介することにより、モデルの内生メカニズムと観察可能な外生的バリエーションのみから、従来の定量空間経済学では実現し得なかったモデルフィットを実現する可能性について説明する。

 

15:00 – 16:15

Yosuke Kogure (Yachiyo Engineering)

A new approach to structural model analyses using endogenous agglomeration models

観察可能な規模の経済のバリエーションとモデルの内生メカニズムのみを用いて、実経済における都市の規模・空間分布の再現を試み、従来の定量空間経済モデルでは実現できなかったモデルフィットを実現する方法について紹介する。

 

16:30 – 18:00

Kristian Behrens (UQAM)

A granular spatial model

Behrens氏がGabriel Ahlfeldt・Thilo Albersらと開発中の離散主体・定量空間経済モデルと、その数値解析手法について解説する。彼らは、従来の定量空間経済モデルで表現できなかった、GoogleやAmazon事業所など大規模主体の立地、およびそれらと労働者のコーディネーションをモデル化し、実経済の事例再現・反実仮想実験を可能にする数値解析手法までを含んだ分析枠組の構築を目指している。我々のいわばcontinuum spatial modelsとは補完的なアプローチである。

 

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