ご挨拶
西村 和雄
拠点リーダー
京都大学経済研究所 所長
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世紀COEプログラム「先端経済分析のインターフェイス拠点の形成」が始まって、3年目を終わりました。この間、海外の研究機関とも交流を深め、日本初の経済理論の分野での国際学術誌International
Journal of Economic Theoryも軌道に乗り始めました。また、京都大学の大学院理学研究科物理第一教室とは、州立カリフォルニア大学の複雑系研究所(ICAM)の京都支所ICAM/Kyotoを2005年10月に発足しました。さらに、日本数学会と国際差分方程式学会と共同で、「差分方程式とその応用」に関する国際学会を2006年7月に京都大学で開催いたします。
私達のプロジェクトは、真に先端的で学際的な研究を行う中で、他分野の研究者と積極的に共同研究を行っております。今後、2年間で、私達の研究の成果が、日本の経済学界の国際的位置を向上させられるよう努力したいと思っております。
平成18年4月
佐和 隆光
拠点リーダー
京都大学経済研究所 所長 (〜平成17年度) |
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平成15年度年次報告書より
21
世紀COEプログラム「先端経済分析のインターフェイス拠点の形成」が始まって以来、ちょうど 1 年半を経ようとしている。この間、論文、著書の刊行はもとより、国際シンポジウムの開催、外国人研究者の招聘、一般市民向けの公開講座の開催など、多彩な活動を行ってきた。昨今の経済学は、自然科学並みに「細分化」の傾きが強くなり、自分の専門領域からちょっと隔たった分野の研究論文を読んでも、その意味と意義が十分には理解できない場合が少なくない。私たちのプロジェクトは、細分化された各分野の「先端領域」の「融合」を目指す画期的な試みだと自負している。
特筆すべき最大の成果は、新しい季刊英文専門誌 International Journal
of Economic Theory の刊行を、慶応大学の 21 世紀COEプロジェクトとの協力の下に、来春から開始する運びとなったことである。目下のところ、学会誌を別にすれば、わが国を発信源とする経済学の国際的専門誌は存在しておらず、それゆえに、日本の経済学者は、その業績が国際的な認知を授かるのには不利な状況下に置かれてきたのである。この新しい専門誌の編集委員には、国際的に知名度の高い日本の理論経済学者のみならず、世界の著名な理論経済学者にも多数参加してもらい、真に「国際的」というにふさわしい陣容を整えた。
「業績」という言葉は森鴎外の造語であり、少なくとも経済学の分野では、専門誌に掲載される論文(パブリケーション)のことを業績という。その意味で、日本の経済学者が「業績」を積み重ねるための場をしつらえることができたのは、
21 世紀COEプロジェクトの趣旨にかなう一大成果であると自負している。
今後、
3 年半、私たちは、先端経済分析のインターフェイス拠点を形成するべく、最大限の努力を傾注する所存である。その成果が、日本の経済学界の更なる国際化に大いに貢献することを期したい。
平成16年9月
ホームページ開設にあたって
21世紀拠点形成プログラムを、京都大学経済研究所・経済学研究科の精鋭31名が勝ち得たことを、拠点リーダーとして大変光栄に思うと同時に、先端経済分析の拠点としての真価を試されるという、責任の重さをひしひしと感じる次第であります。社会科学の重要性への認識は、近年、とみに高まりつつあります。10年を越える長期停滞にある日本経済を、どうすれば蘇らせることができるのか。効率的で公正な社会をいかにして構想し、その実現を図るのか。「非線形」という要素を経済分析に取り込むことにより、これまで不可知とされてきた経済の仕組みを、どこまで解き明かせるのか。環境、医療、情報通信など、これまで経済学がお座なりにしてきた問題にどう取り組むべきか。等々。私たちの21世紀拠点形成プログラムは、山積する諸問題に果敢に挑戦します。成果をご期待ください。
平成15年
9月

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