京都大学経済研究所創立40周年記念シンポジウム

「日本の構造改革-何処をどう変えるのか」

平成14年11月6日(水曜日)

13:30〜17:00

会場: 学術総合センター 一橋記念講堂

〒101-8430 千代田区一ツ橋2-1-2

営団地下鉄半蔵門線/都営地下鉄三田線・新宿線「神保町駅」(A8出口)徒歩3分
営団地下鉄東西線「竹橋駅」(1B出口)徒歩4分


 

 

ごあいさつ

京都大学経済研究所が生まれてから、ちょうど四〇年がたちました。その間京都大学経済研究所は、とくに数理・計量経済学の分野で日本の経済学研究を先導する役割を担って参りました。研究所の教官の過半が欧米の大学の博士号を有しており、海外の研究者が頻繁に往来する、国際研究拠点と呼称されるにふさわしい研究所に成長することができました。発足当時は、教授、助教授、助手がそれぞれ二名ずつという小世帯でしたが、今では教授一六名、助教授八名というかなりの大世帯になりました。

人間の場合、四〇歳を「不惑の年」といいます。「人間は四〇歳にもなれば惑いがなくなる」ということのようですが、経済学の世界では、四〇年で「不惑」を決め込むわけにはとても参りません。絶えざる新陳代謝を繰り返さねばなりませんし、国際的な研究交流をもっと盛んにしなければなりません。

過去四〇年間、日本経済、そして世界経済は多大の「変化」を経験しました。経済が変われば、経済学も変わります。「変化」を先取りして、それへの迅速かつ的確な「適応」を遂げていくことが、京都大学経済研究所に課せられた今後の課題なのです。学内外の諸兄姉のご支援とご鞭撻を念じてやみません。 

京都大学経済研究所長 佐和隆光

 

プログラム

13:30―14:00

京都大学経済研究所創立40周年にあたって

ご挨拶
京都大学経済研究所長 佐和隆光

ご挨拶
京都大学総長        長尾 真

祝辞
文化庁長官         河合隼雄

14:00−14:40 

統計データでみる 日本経済は今

京都大学経済研究所助教授   照山博司
京都大学経済研究所助教授   柴田章久

(休憩)

14:50−17:00

パネルディスカッション
 日本の構造改革―何処をどう変えるのか

パネリスト
野村総合研究所主席エコノミスト  植草一秀
慶應義塾大学教授        榊原英資
慶應義塾大学商学部教授    深尾光洋
東京大学大学院経済学研究科教授  吉川 洋

コーディネーター
京都大学経済研究所長  佐和隆光

 

パネリスト紹介

植草一秀 (うえくさ かずひで) 野村総合研究所主席エコノミスト
大蔵省財政金融研究所研究官、京都大学経済研究所助教授、スタンフォード大学フーバー研究所客員フェロー等を経て、現職。現在、郵政審議会専門委員、「新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)」主査。テレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」、読売テレビ「ウェーク・アップ」のレギュラー・コメンテーター。専攻は、金融論、経済政策論。著書に、『現代日本経済政策論』(岩波書店、2001年)、『日本 の総決算』(講談社、1999年)、『日本再建へのシナリオ』(共著、ダイヤモンド社、1998年)等がある。

榊原英資 (さかきばら えいすけ) 慶應義塾大学教授
大蔵省国際金融局長、財務官等を経て、現職。埼玉大学助教授、ハーバード大学客員教授等も歴任する。著書に『新しい国家を作るために』(中央公論新社、2002年)、 『インドIT革命の驚異』(文春新書、2001年)、『進歩から共生へ―新世紀への構造改革』(中公文庫、2000年)等がある。


深尾光洋 (ふかお みつひろ) 慶應義塾大学商学部教授
OECDシニア・エコノミスト、日本銀行調査統計局企画調査課長、同参事等を経て、現職。現在、日本経済研究センター主任研究員。専門は、国際金融論、金融論、コーポレート・ガバナンス。著書に、『生保危機は終わらない』(共編著、東洋経済新報社、2002年)、『日本破綻―デフレと財政インフレを断て 』(講談社現代新書、 2001年)、『金融不況の実証分析』(共編著、日本経済新聞社、2000年)等がある。


吉川 洋 (よしかわ ひろし)
 東京大学大学院経済学研究科教授
ニューヨーク州立大学助教授、大阪大学社会経済研究所助教授などを経て、現職。現在、内閣府経済財政諮問会議議員、日本経済学会会長。ケインズ経済学的なマクロ経済理論と、日本経済とりわけ1990年代の日本経済の分析を主たる研究課題とし、最近は高齢化が急速に進む日本経済の潜在成長率は何%であるかという問題や、マクロ経済学への統計力学的アプローチに関心をもつ。著書に、『痛みの先に何があるのか―需要創出型の構造改革』(共著、東洋経済新報社、2002年)、『現代マクロ経済学』(創文社、2000年)、『転換期の日本経済』(岩波書店、1999年、第1回読売吉野作造賞受賞)等がある。

コーディネーター

佐和隆光 (さわたか たかみつ) 京都大学経済研究所長
スタンフォード大学研究員、イリノイ大学客員教授、東京大学新聞研究所客員教授、国立情報学研究所副所長、等を歴任する。現在、環境経済・政策学会会長。専攻は、計量経済学、エネルギー・環境経済学。現在は、地球環境問題、とくに地球温暖化 (気候変動)問題における経済的諸問題の解明を主な研究テーマとし、地球規模での持続可能な経済発展の方途を探るとともに、「京都メカニズム」(排出権取引、クリーン開発メカニズム等)の制度設計と運用ルールを検討する。また、日本経済の構造改革のあり方など政策問題にも発言する。著書に、『「改革」の条件』(編著、岩波書店、2001)、『市場主義の終焉―日本経済をどうするのか―』(岩波新書、2000年)、『漂流する資本主義』(ダイヤモンド社、1999年)等がある。

 

 

申し込み方法

往復はがきに住所、氏名(返信用にも)、年齢、職業、電話番号を記し、

〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学経済研究所庶務掛

まで
定員350人(先着順)。

問い合せ: 京都大学経済研究所庶務掛(電話:075-753-7102)

 



主催/ 京都大学経済研究所
後援/ 朝日新聞社・ダイヤモンド社


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