京都大学経済研究所創立40周年記念シンポジウム
「経済学のフロンティア」

2002年10月3日(木) 14時〜17時(13時30分開場)

    会場 京都市国際交流会館

    主催 京都大学経済研究所
    共催 (財)総合経済研究所

その他

    入場無料
    定員 会場先着順 150名

お問い合わせは京都大学経済研究所庶務掛 TEL 075-753-7102 まで

 

 

ごあいさつ

京都大学経済研究所が生まれてから、ちょうど四〇年がたちました。その間京都大学経済研究所は、とくに数理・計量経済学の分野で日本の経済学研究を先導する役割を担って参りました。研究所の教官の過半が欧米の大学の博士号を有しており、海外の研究者が頻繁に往来する、国際研究拠点と呼称されるにふさわしい研究所に成長することができました。発足当時は、教授、助教授、助手がそれぞれ二名ずつという小世帯でしたが、今では教授一六名、助教授八名というかなりの大世帯になりました。

人間の場合、四〇歳を「不惑の年」といいます。「人間は四〇歳にもなれば惑いがなくなる」ということのようですが、経済学の世界では、四〇年で「不惑」を決め込むわけにはとても参りません。絶えざる新陳代謝を繰り返さねばなりませんし、国際的な研究交流をもっと盛んにしなければなりません。

過去四〇年間、日本経済、そして世界経済は多大の「変化」を経験しました。経済が変われば、経済学も変わります。「変化」を先取りして、それへの迅速かつ的確な「適応」を遂げていくことが、京都大学経済研究所に課せられた今後の課題なのです。学内外の諸兄姉のご支援とご鞭撻を念じてやみません。 

京都大学経済研究所長 佐和隆光

 

プログラム

14:00〜14:15
京都大学経済研究所長  佐和隆光
京都大学経済研究所創立40周年にあたって

京都大学副学長 金田章裕
ご挨拶

講演

14:15〜15:05
京都大学経済研究所教授 藤田昌久
「知識創造社会における産業集積と経済成長 ― 空間経済学の視点から」

15:05〜15:20 休憩

15:20〜16:10
京都大学経済研究所教授 今井晴雄
「経済社会のゲーム分析」

16:10〜17:00
京都大学経済研究所附属金融工学研究センター長 刈屋武昭
「企業経営と天候リスクデリバティブ」

 

 

講演者紹介(講演順)

藤田昌久 京都大学経済研究所教授
ペンシルバニア大学地域科学Ph.D.
専門分野:都市・地域経済学
応用地域学会会長(H11〜H13)。京都大学経済研究所長(H11〜H13)。現在、日本経済学会常任理事(H13〜)。
 複雑系空間経済学の視点より、都市、地域、国際地域経済の自己組織化と構造変化についての理論と実証分析を行っている。著書に、『都市空間の経済学』、『空間経済学−都市・地域・国際貿易の新しい分析』(いずれも東洋経済新報社)などがある。

今井晴雄 京都大学経済研究所教授
スタンフォード大学経済学Ph.D.
専門分野:数理経済学・ゲーム理論
 交渉問題を軸にした協力・非協力ゲーム分析と、産業組織理論などへのゲーム理論の応用研究を行っている。共編書に、『ゲーム理論の新展開』(勁草書房)がある。

刈屋武昭 京都大学経済研究所教授・附属金融工学研究センター長
ミネソタ大学Ph.D.
専門分野:金融工学、不動産金融工学
日本金融証券工学学会会長(H5〜H9)。日本不動産金融工学学会会長(H12〜)。
 著書に『金融工学とはなにか』(岩波新書)、『金融工学入門』(東洋経済新報社,小暮厚之と共著)、など多数。現在不動産の価値評価問題、保険と金融の合流問題などを研究。